泡沫サタデーナイト!の勢いは本物っぽい

トピック「泡沫サタデーナイト!」について

モーニング娘。'16の5月11日発売のトリプルA面シングルの表題曲、『泡沫サタデーナイト!』がネット上で話題になっている。

まずMVを見てもらいたい。


モーニング娘。'16『泡沫サタデーナイト!』(Morning Musume。'16[Ephemeral Saturday Night]) (Promotion Edit)

このMVを見てもらうとわかるように、明るいディスコ調のノリの音楽になっている。

モーニング娘。のメンバーは「この曲はファンク」だって何かの取材に対して言ってたからファンクなのかも。メンバーは絶対に正しいから。

最近のモーニング娘。の音楽はどこか湿っぽかったり、辛気臭い感じの音楽が多かったため、ファンの間では「明るさで突き抜けた騒げる曲が欲しい!」という声が多数あった。そんな中で出た新曲がこの『泡沫サタデーナイト!』でした。ヤッター!

 

”ファンの間では”とかちょっと俯瞰目線で見えてる感じを出しちゃったけど、私もそのファンの一人で、私も例にもれず明るく楽しいモーニング娘。が見たいとここ最近ずっと思っていました。そこでこの『泡沫サタデーナイト!』はとても嬉しかったです。最近のモーニング娘。の曲調は、というよりハロー!プロジェクトの路線はクールな感じを出そう出そうとしてアイドルなのに笑っちゃダメという謎の指令が出されていたので、アイドルの笑顔がとにかく大好きな私はつらかったです。「笑い」という最高の感情を殺さないでよ

 

その「笑い、笑顔」が溢れている『泡沫サタデーナイト!』の曲とMVは私はすごく好きなのですが、最近の『泡沫サタデーナイト!』のバズり具合(バズるって言葉苦手だ)を見ていると、ちょっと騒ぎすぎ、持ち上げすぎな印象を私は持ちました。いくら久々に明るい曲だからって、待ち望んでいた楽しい雰囲気の曲だからって手放しで持ち上げすぎではないか、と。ネットニュースにも『泡沫サタデーナイト!』、この曲はすごい!すごい!とか『LOVEマシーン』の再来!?みたいな扱いを受けていて、私は少し不安になりました。いくらなんでも『LOVEマシーン』の再来は言い過ぎ。

 

でも、発売日前日の今日にしてその勢いはいまだにとどまっていないところを見ると、私は、この勢いは本物なんじゃないかと思ってきました。もちろんCDが20万枚、30万枚売れる!というわけではないけど、販売枚数ではなく話題性としてはこんなにモーニング娘。の曲が「ネット上の」話題に上がることはなかったな~と思えてきました。今までが抑圧されてきたから、いきなりこんな扱いを受けても信じられるかって状況だったのかも。『LOVEマシーン』の再来は言い過ぎだと思ったけど。

 

そしてなぜかこの『泡沫サタデーナイト!』で一番盛り上がっているのがジャニーズオタク界隈っていうのが気になった。この曲の作詞作曲がSMAPの『Joy!!』を手掛けた津野米咲さんというのがジャニオタの触覚部分が感知してざわめきだしたのかな。

ジャニオタはネット上で祭りが起きているところに顔を出しては一緒に騒いで気がついたらジャニオタが神輿の上で指揮を執っていることがよくあるらしいし。今考えた嘘だけど。

 

とにかく今私は『泡沫サタデーナイト!』がこれだけネット上で話題に上がってくれてうれしいし、モーニング娘。に明るい楽しい曲がきてくれて本当にうれしいということをどこかに出したくてブログを書きました!嬉しいという感情からのブログ、いいな~。またモーニング娘。の新曲が出たときに嬉しいという感情だけで構成されたブログを書きたいね。

でも『LOVEマシーン』の再来は言い過ぎ。

モーニング娘。'16コンサートの埼玉公演に行ってきた話

2016年4月23日(土)にさいたま市文化センター大ホールで行われたモーニング娘。'16コンサートツアー春 ~EMOTION IN MOTION~ の埼玉公演に行ってきました

 

私は好きなアイドルがいます。それはモーニング娘。'16の10期メンバー、工藤遥さんです。

4月23日に、その工藤遥さんの出身地、埼玉県で凱旋コンサートが行われました。

そこで私は2つのことに気づきました。

1つは工藤遥さんのことがアイドルとしてやっぱり好きなんだな。と改めて感じられたこと。

そしてもう1つは、私はモーニング娘。'16自体はそこまで好きではなくなってしまったかもしれないということです。

 

私がモーニング娘。にハマった当初は特に誰が好き、とか推しメン(私はあまり好きな言葉ではない)が、とかはなく、モーニング娘。というひとつの集団を見て好きでした。

新曲が出るたびにどんな曲なんだろう、どんなパフォーマンスをしてくれるのだろうとワクワクしていました。ですが最近は、新曲が出ると、(工藤遥さんのソロパートはここか)とか、(工藤遥さんの場位置はあまり真ん中に来ないな)とかそういうことばかり考えてしまっています。私は工藤遥さんじゃないのに。

コンサートを見ていても、なんだか以前ほど楽しくなく、それはただのモーニング娘。のコンサートの慣れや飽きかもしれませんが、そんな日が来るとは思いませんでした。でもそんな日が来ると思いながら好きなものを見る人なんかいないよね。

 

 ですが、コンサートの11曲目譜久村・工藤・小田の三人で歌う『声』という曲があるのですが


高橋 愛・新垣里沙 (モーニング娘。) 「声」

この曲を観てるとき、いつの間に工藤遥さんはこんなにいい歌を歌えるようになったのだろうと思いました。一緒に歌っている譜久村さん、小田さんはモーニング娘。のなかでも1,2番目に歌唱パートの多いメンバーでお歌がとてもうまいのですが、工藤遥さんはその中に混じっても遜色ない程だと思いました。ひいき目で見て。

いわゆる歌唱力というものでは譜久村さん、小田さんの方がうまいのでしょうけど、工藤さんはもともとハスキーボイスの持ち主で、こういう切ない系のメロディーにはとても声の質があっていると思いました。

でも本当のことを言うと、私は記憶力が悪いのでほとんど覚えてないです。衣装と顔がめちゃくちゃかわいいということは覚えてますけど…でもコンサートって意外とそういうもの。

 

凱旋コンサートでは、その地域出身メンバーのイメージカラーのサイリウム(ペンライト)をアンコールの時に振りながらメンバーの名前をオタクたちみんなでコールするという企画がよくありますが、4月23日に行われた埼玉公演でもそれがあり、工藤遥さんのイメージカラーであるオレンジ色のサイリウムを振りながらはるかコールをみんなでやりました。

会場が暗い中、一面のオレンジ色に会場が照らされているのはすごくきれいだった。オタクたちの好きだから応援するという純粋すぎる気持ちが良い方向に向かうと最高になるを肌で感じられる瞬間。ただ魔人ブウみたいに純粋すぎるがゆえに悪。みたいなやつもいます。

 

後でメンバーの野中が「会場全体がオレンジ色でストーブみたいだった」と言っていて(確かに)と思った。

 

凱旋コンサートの夜公演では、ダブルアンコールといってアンコール後の歌が終わって本編が完全に終了してからもう一度サイリウムを振ってお名前のコールをするとその地域出身のメンバーが一人で出てきてくれて私たちに数分間語りかけてくれる時間をもらえるという夢のようなお楽しみ時間を設けてくれます。それが当たり前に感じてはいけない……

埼玉公演でも例に漏れずダブルアンコールで工藤遥さんが出てきてくれました。そこで工藤さんは私たちに、「わたしは『はるか』コールをしてくれなんて頼んでないし、オレンジ色のサイリウムを振ってくださいなんて言ってないのにみなさん発信でやってくださって…」と言って、涙を流して喜んでくれました…今その時のことを思い出してかわいすぎて体が少し震えました

工藤さんはそこで「私がみなさんにできることはしょうもないことしかないけどみなさんはその倍以上で返してくれて…」と言っていましたが、この子は何を言っているのか、私は工藤遥さんにしょうもないものをもらった記憶は一つもないですし、最高の気持ちしかもらったことがない。何度その笑顔で救ってくれたか、何度つらいときの私を笑顔にしてくれたか…。しかも、私たちは工藤遥さんにオレンジ色のサイリウムを振って名前を呼ぶくらいしかできることがないのに「倍以上で返してくださって」なんて言われる筋合いはない。こんなことくらいしかできなくてごめんねの気持ちを持ってやったことでこんなに喜んでくれてそれがこっちも嬉しいという奇跡のサイクル永久機関

 

不可能だといわれていた永久機関が見つかるとは思わなかった…

終わります。