宮本佳林ちゃんのボイトレを見た話

ハロ!ステ#160の宮本佳林ちゃんのボイトレの映像を見ました

 

こちらです(31:38~)

 

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宮本佳林とは、ハロー!プロジェクト内にあるJuice=Juiceというグループの一員なのですが、彼女はハロー!プロジェクトの下部組織とも言えるハロプロエッグ(現ハロプロ研修生)出身で、そのポテンシャルの高さや意識の高さなどでデビュー前から様々な方面から注目を集めていた子です。

ですがなかなかデビューの機会が訪れず、ハロプロエッグの後輩たちが先に正式なハロー!プロジェクトの一員としてデビューすることも少なくありませんでした。ハロプロエッグの時代が長かったこともあり、ハロー!プロジェクトの最終兵器などと呼ばれたり、「早く彼女をデビューさせてくれ」という声や「飼い殺し状態」などと言われ、デビュー前にもかかわらず多くの期待を寄せられていた声が非常に多かったといいます。ハロプロでデビューしてくれて本当に良かったぁ…

 

その宮本佳林ちゃんがJuice=Juiceというグループでついにデビューしてから今年2016年で4年目に入っています。ですが彼女のボイストレーニングの映像は私は初めて見ました。

トレーナー(映像内ではボーカルディレクターと紹介されている)の菅井秀憲さんはハロー!プロジェクト界隈の中では非常に有名な先生で、10年以上前からハロー!プロジェクトに関わっている。ハロオタたちは「菅井ちゃん」と勝手に呼び、ハロー!プロジェクトのファンから勝手に親しまれている。道重さゆみの「にゃ~お」をありがとう、菅井ちゃん。(ちょっとオカマ)

 

宮本佳林ちゃんは自らこの菅井先生(めちゃくちゃ厳しい)の指導を受けたいと言い、歌声の改善を始めたという。私ならできるだけ優しい先生にできるだけ優しく教えてもらいたい。というか改善しようと思わない。現状に満足する豚なので。なのに佳林ちゃんはすごい。

 

佳林ちゃんは普段カメラの前だとどう映るかとか尋常じゃないくらい気にしてる子なのに、このボイストレーニングの時にはカメラが近くにあるのにカメラの映りとかそんなの二の次で『歌声をもっと良くしたい』の気持ちだけで取り組んでいるのに頭が下がる。というか歌のために少し崩した顔がかわいすぎる。一生懸命に何かに取り組む姿は本当に素敵。この年頃なら普通 一生懸命になるのはダサい。というダサい考えが心のすべてを占めているはずなのに…私ならこんな状況でもカメラを気にしてすぐにかわいく映ろうとする最悪の豚。

 

発声の練習が終わると次は歌唱の練習。ここの話をしたかったのにちょっと前置きが長くなっちゃった。歌唱の練習ではJuice=Juice(Next You)の『大人の事情』という曲を使っての練習なのですが、まぁまずこの曲はめちゃくちゃ良い曲だということを知ってほしい。知らない方はこれを見てほしい。

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作詞作曲はつんく曲も良ければ歌詞もいい、つまりすごくいい曲。この曲についてもたくさん語りたいけどそれはまたいつか。

この曲のサビの「大人の事情が理解できるほど」の「理解」の「かーい」の部分を菅井先生は右腕を大きく挙げて、それを佳林ちゃんにもやってみせてる訳だけど、正直なにしてんのかわからなかった人も多くいると思うけど、腕を上げた時の脇腹から背中の筋肉がどう動いたかを佳林ちゃんに触らせた後、菅井先生は佳林ちゃんに「わかるよね、(言いたいこと)通じてるよね」とだけ言いまた歌の練習に戻ったの、プロとプロのすごくレベルの高いやりとりを見せてもらってる感じがしました。菅井先生が「わかるよね」といったのは佳林ちゃんをある程度認めている証拠だと、そう思いました。

 

それと、「おーとーなーのー」のところ、音程なのか何かが佳林ちゃんの声の質とぴっっったり合っていると私は思っています。みんなはどう?

 

これは内緒なのですが、この映像を見て少し泣きそうになってしまいました。ボイストレーニングの映像で泣きそうになったのは生まれて初めてでした。何に対しての涙なのか自分でもよくわかっていないのですが、多分「一生懸命さ」に対する涙なのかなと思います。ここまでまっすぐ一生懸命さを直視したことなかったから私の心が驚いて涙が出たのかもしれません。実際はどうかわからないですが。

 

『大人の事情』は私がつんく♂さんが好きだからというのも一個乗っかっているとは思いますが、本当にいい曲なのでぜひ1度でいいから聴いてほしいです。歌の方の映像はいつ削除されるかわからないのでお早めに。なぜ削除されるかもしれないかって?それは「大人の事情」です。…お後がよろしいようで…(幕が下りる)